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ちょっと食べすぎな子に、こんなふうに働きかけました

「北風と太陽」作戦。ガミガミ制限するよりはいつでも食べられる安心感と他のものへの興味の転換で。

S.Kさん Rくん (体験談当時の年齢:2歳3ヵ月頃 男 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

3食きちんと食べているのに、おやつの時間以外にもお菓子やジュースを欲しがり、制限していましたが、逆効果でした。息子の興味が食にばかり向いて余計に太ってしまい、また「ダメ、ダメ」と私が言い続けていたせいか、息子は「ママ」とも言ってくれず、言葉の発達も遅れ、親子関係もぎくしゃくしてしまいました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

まず親子関係の修復と、息子に満足感を与えることから始めました。食事で満足感を得られるように、献立に息子が好きな物を取り入れ、以前よりたっぷり食べさせました。以前は気がつくと冷蔵庫をあさっていた息子も、冷蔵庫をあける回数が減りました。どうしてもジュースが飲みたいときは、ダメとは言わずに与え、「本当に欲しいときはあげるんだよ」という安心感を持たせました。すると、ガツガツしなくてももらえることがわかって、息子のジュースへの執着もなくなり、かつての様子が嘘のように落ち付いてきました。どうやら、以前の私は「北風と太陽」の北風だったようです。また、息子の興味を「食」以外のものに向けるために、興味を持った絵本をたくさん購入し、読み聞かせをはじめました。「読んで」と言われれば一日に何回も声がかれるまで読みました。本でイメージがふくらんだところで、その絵本に関連したおもちゃも買い与えました。それまであまり読み聞かせには興味を示さなかったのに、本に目覚めたらしく、今では気に入ったフレーズを覚えて、私が読む前にそのフレーズを言うようになりました。夢中になっているときは食べ物のことは忘れるようで、おやつを欲しがらないときもあります。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

お菓子はあまり欲しがらなくなりましたが、現在も食欲は旺盛で、ご飯のおかわりもします。結局、体重を減らすことはできませんでしたが、食欲は、元気で明るく病気をしない息子のエネルギーの源と考えています。毎日公園に行き、走り回っていますが、運動で体重を減らすのは難しいようです。現在、息子は絵本のキャラクターに夢中で、どんどん興味が広がっています。息子の世界がどんどん広がってくれればいいなと思います。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

1人として同じ子はいないし、100人いれば100通りの子育てがあると思います。健診で体が大きくても小さくても、親は悩みます。でも、平均を出すことにどんな意味があるのでしょうか? 大きい子も、小さい子も、中くらいの子もいるから中くらいの平均値が出るのです。正直、私も他の子と息子を比べて悩みましたが、比べるのが一番いけないと思います。大きいのも子どもの個性、よいところを伸ばしてやりたいです。
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