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卒乳への道のり

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

大泣きしても与えず、夫が辛抱強く抱っこしてくれたおかげで、3日間で乗り越えることができました。

Y.Mさん Aちゃん (体験談当時の年齢:1歳0ヵ月頃〜1歳6ヵ月頃 女 第1子 東京都)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

1歳を過ぎると卒乳しにくくなると聞いて、子どもが1歳になるころに、そろそろおっぱいを卒業した方がいいかなと思い始めました。でも、夜寝る前におっぱいを与えないと子どもが大泣きをするので、とまどっていました。1歳児健診で、小児科の先生から「特別な理由がなければ無理に卒乳をすることもないですよ」と言われたので、そのときはおっぱいの卒業を断念し、1歳半過ぎまで与えていました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

1歳半健診のときに、「もう十分母乳をあげたのですね」と保健師さんから言われたことをきっかけに、卒乳を決意しました。夫に相談をして、子どもを抱っこして寝かせてもらうことにしました。おっぱいをほしがって子どもは大泣き。抱っこをされても体をのけ反らせてしまうくらいでしたが、夫は辛抱強く子どもを抱っこして寝かせてくれました。子どもが夜スムーズに寝てくれるようにと、昼間はできるだけ外遊びをして、体を動かすように心がけました。長時間昼寝をさせないように時間を見て起こしたり、早めにお風呂に入れたりと、夜、子どもが寝つきやすいような状況をつくりました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

金曜日の夜から始めた卒乳が、土曜日、日曜日の3日間で終了しました。私ひとりでは途中でくじけてしまったと思いますが、夫が協力をしてくれたおかげで、乗り越えることができました。あれだけおっぱいをほしがっていたわが子が、3日間であっさりとあきらめてしまったことが不思議なくらいです。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

おっぱいを卒業するにあたっては、寂しい気持ちもありますが、「十分に母乳を与えることができた」ということはすばらしいことです。何歳だから…という理由からではなく、自分で納得のできる時期、親子にとって一番いい時期を見つけて卒業を迎えてください。母乳を与えることをやめても、親子のきずなは変わりませんから。

これから卒乳・断乳を考えていくおうちのかたへ

たけなが かずこ 先生

よく「1歳になったら卒乳を」と言われていますが、これは栄養的な面で1歳になったら大人と同じように3回食で栄養を採ることが大切ということなので、離乳食が順調に進んでいれば、たとえ1歳を過ぎておっぱいやミルクを飲んでいても無理やりやめさせる必要はありません。おっぱいは母親と子どもの関係を確認する大切な絆と考えていらっしゃるかたも多いと思います。親子のつながりを確認するという情緒的な意味合いとしては、1歳を過ぎてからもおっぱいを飲んでいても大丈夫です。

ただ注意したいのは、栄養をおっぱいに依存してはいけないということ。「栄養的な面と情緒的な面は別」と考えて、栄養は発育に合ったものをしっかりとりつつ、卒乳の時期については、お子さんのペースやお母さんの気持ちが納得できるタイミングにしていくことが成功の一番のポイントだと思います。

卒乳(1歳過ぎ〜1歳6ヵ月のとき卒業)

卒乳(1歳6ヵ月以上のときに卒業)

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