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子どもの癖

お気に入りのものを放さない子、こんな働きかけをしてみました

少しでも我慢ができた時にたくさんほめて、お気に入りのものがなくても大丈夫なんだという自信をつけてあげました。

H.Kさん Sちゃん (体験談当時の年齢:6歳1ヵ月頃〜6歳6ヵ月頃 女 第1子 神奈川県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

赤ちゃんの頃から、指しゃぶりをしながら、お気に入りのタオルを持つということが、くせになっていました。幼稚園になって、指しゃぶりはなおってきたものの、やめるように注意をしても、タオルだけは手放せなくて、寝る時はもちろん、暇さえあれば持っているといった具合でした。ただ、年長さんになって、お泊まり保育がありましたので、こんなボロボロのタオルを持たせるわけにはいきませんし、かといって、ないと寝られない状態でしたので、どうしたらよいかと悩んでしまいました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

恥ずかしいからやめるように娘を説得しても、どうしてもタオルを持っていくと言いましたので、ボロボロになったタオルの端を、少し切り取って持たせることにしました。あらかじめ相談をしていた園の先生のお話だと、寝る前に、もぞもぞとカバンの中で触っていたようですが、最後までカバンから出すことはなかったということでした。娘なりに、恥ずかしいということがわかっていたのでしょう。帰ってきたら、「タオルがなくても寝られた!」と言ったので、思いっきりほめてあげましたら、それが自信につながったのか、その日から、タオルをもたなくても寝られるようになりました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

持たないで寝られたということが、娘の自信につながり、また、私がたくさんほめてあげたことが、とてもうれしかったようでした。たまに触ったりしていましたが、タオルを持たないで寝るということだけでも、頑張っていると思いましたので、時々触っても、特に注意はしませんでした。それがよかったのか、触ることも自然になくなり、いつのまにかタオルを手放すことができました。また、無理矢理はずそうとするよりも、自然にはずれるのを待つということも大事なんだなと思いました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

いつまで放さないのだろうと心配になってしまうものですが、無理矢理はずそうとすると、余計固執してしまうような気がします。今は、それを持っていると安心できたり、子どもの心が落ち着くようなので、見守ってあげてもよいのではないでしょうか。ただ、少しでも持たないでいられたら、「すごい。なくても大丈夫なんだ。お兄(姉)ちゃんになったわねー」などと、たくさんほめてあげるとよいかと思います。それが自信となり、持つ回数も減っていくことと思います。恥ずかしいという気持ちが芽生えたり、時期がくれば、自然に放せるようになりますので、どうぞ心配なさらず、見守ってあげてくださいね。

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