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ほめ方・叱り方

叱る時にたたいてしまう私。こう考えて、叱り方をこう変えました

自分を変えようと考え、ママ友だちに子どもを叩いていることを話すことで気持ちが楽になり叩かなくました。

O.Mさん Sちゃん (体験談当時の年齢:1歳0ヵ月頃〜1歳8ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

娘がなにか「ミス」をするたび、私は怒鳴り、たたき、蹴り、罵声を浴びせ、物を投げていました。娘は泣き叫び、まだ話も出来なかったので、私の叫び声と娘の泣き声が部屋の中を回っていました。このことをしたから、叩いたとかではなく、娘のアラを見つけて叩いていたとか、大人しくして欲しいのに、そうでないから怒ったとか、そんなことだったと思います。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

自分が壁に投げた子ども用の椅子の足が歪みました。それを見て、どうにかしなければって思いました。主人に自分が娘を叩いている事を話しました。その時には、主人からは、「してはいけない」と言われただけで、心の中の解決にはなりませんでした。私の話もきちんと聞いてくれず「娘が可哀相」というだけでした。そこで、私のことを「明るく元気なお母さん」と思っているママ友に「実は私は子どもを叩いている」って話しました。そのカミングアウトで正直、楽になりました。自分を繕わずにママ友と付き合っていけるということで安心もしました。それから不思議と娘を叩かなくなり、娘が会話できるようになり、私は自分が「母親」という実感を持ちました。市の保健師さんにお話をしました。自分を知らない誰かに自分の事を聞いて欲しかったから・・・。アドバイスを聞きながら涙を流してしまいました。気持ちを分かってくれる人がいるという安心感を得ました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

今から考えれば、私自身の疲れから娘を叩いていたのだと思います。周りからは「元気で明るいお母さん」とのイメージをもたれ、その一方で「育児には非協力的な主人」、それらの全てがストレスとなって、娘に向かっていっていたのだと思います。今は「その時」を越えられたおかげか、娘とは「会話」で係わり合いを持つようにしています。叩いていた頃を全て消してしまいたいって思うし、あの頃をやり直せたらって今でも、正直思います。でも、あの頃は変えることができないので、今の一瞬一瞬を娘と笑いながら過ごしてます。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

叩いて何が変わるのか、考えてみてください。私の場合、そうすると泣く声は更に大きくなり、より一層駄々をこねたり、「分からぬ異生物」になっていくだけでした。その手で叩いて納得いきますか?その手の強さは叩く度に強さを増していきませんか。叩いて育つなら、多分育児ってある意味楽ですよね。私は、手をあげそうになったら一呼吸して、子どもの小さな手を見つめ、その何倍も大きな自分の手も見つめてみて自分にも問いかけています。

つい叱りすぎていた私。こう考えて、こう変わりました

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