高2の今からでも遅くない! 英語の基礎固め

文系、理系を問わず、ほとんどの大学の入試科目に課され、かつ高配点の場合が多い英語。でも、「英語は苦手…」と感じている人も多いのではないでしょうか。そういう人こそ、早めに基礎固めに取り組んだほうがベター。今回の記事では、英語の基礎固めの第一歩を踏み出す方法をご紹介します。


英語の基礎固めは“文法”と“英単語の暗記”から始めよう

 英語の基礎固めは、まず文法と英単語を中心に勉強するのが王道です。センター試験の筆記では、長文問題が約3割のウェイトを占め、難関大の入試では、長文読解のスピードや複雑な英文解釈の力が試されます。長文読解も英文解釈も、文法の知識と語い力が身についていなければ、太刀打ちできません。まずは、この2つを伸ばすところから始めましょう。

 

 

英文法は薄い問題集を使って、“理解型”の勉強に取り組む

 英文法の基礎固めは、苦手な単元(例:関係詞や仮定法など)を重点的に勉強するよりも、基本文型の知識から復習するほうがよいでしょう。基本文型は、英語における“設計図”のようなものですから、最初の段階でしっかりマスターしておいたほうがよいのです。

 

復習する際は、辞書のように分厚い参考書を使うと途中でイヤになってしまうことがあるので、薄い問題集を使って最後までやり通すほうが力がつきます。その際、問題集は解説が詳しいものを選ぶのがポイント。基礎固めの段階では、細かい文法事項を暗記するよりも、理解を深めることに重点をおいたほうがよいからです。ゆくゆくは細かい「例外」を暗記する必要もありますが、最初から「例外」をすべて覚えようとして勉強が止まってしまうよりは、一度、基本をひととおり勉強し、「例外はそのつど、必要に応じて覚える」というスタンスで進めるとよいでしょう。

 

 

英単語は五感をフルに使って暗記するとよい

 次に英単語の暗記法についてご紹介します。英単語の暗記は、単語帳と赤シートを使うやり方が一般的ですが、目で見て覚えるだけでなく、いろいろなやり方を試して、自分に合ったやり方を探してみましょう。例えば、「耳で聞く」「声に出す」「何度も書く」など、五感をフルに使ったほうが記憶が定着しやすくなります。特に、CDなどを聞きながら覚えるほうがリスニング対策にもなり効率的です。

 

また、単語帳に「○」「△」「×」などの印を付けたり、蛍光ペンで色分けして、自分がどれくらい覚えたのかを確認できるようにしたほうが張り合いも出ますし、すでに覚えている英単語を何度もやり直さずに済みます。

 

 

英語の基礎固めで大切なことは何度も繰り返して、徐々に完ぺきに近づけようとする気持ち

 英語は毎日の積み重ねが重要な科目です。なるべく早い段階で基礎固めをスタートさせるのに越したことはありません。また、実力がつくのに時間がかかる科目ですから、最初から完ぺきをめざして「覚えられない…」とストレスを抱えるのではなく、「何度もくり返すうちに完ぺきに近づける」という気持ちをもってがんばりましょう。

 

 

プロフィール



「ベネッセ教育情報サイト」は、子育て・教育・受験情報の最新ニュースをお届けするベネッセの総合情報サイトです。
役立つノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで豊富なコンテンツを配信しております。

子育て・教育Q&A