ママの注意より効果的!? 祖父母に見習うしつけ法

子育て真っ最中の子育て世代は、仕事でなかなか平日子どもの様子を見守ることができないことも。とはいえ、基本的なしつけは必要です。平日子どもを預かってくれることが多い祖父母世代は、子どもと長く過すことも多く、気づくこともいろいろ。祖父母世代からのしつけを嫌がる子育て世代もいますが、祖父母に注意されたことが子どもの心に響くこともあるようですよ。

祖父母世代の注意にも耳を傾けてみて

近居などで、祖父母世代に子どもを預ける家庭が増えてきました。仕事があって家族のサポートが必要なことも。そんなとき祖父母世代の存在は、ありがたく、頼りになります。

でも、しつけとなると、子育て世代は祖父母世代にあれこれ言われるのを嫌うこともあるようです。しかし、子どもを預かり、長い時間一緒に過していると、気になることも出てくるもの。祖父母世代が子どもに注意したくなることもあるはずです。
たとえば、玄関で脱いだ靴は揃える、食べた食器はキッチンまで運ぶ、食事のときは立ち上がらない、電車の座席に靴を履いたまま上がらないなどなど。

子どもが小さいから今言ってもわからないと考える子育て世代も多いようですが、大人が教えてあげなければわからないこともたくさんあります。
子育て世代は仕事や日常に忙しく、子どもの様子で気づかないこともあるかもしれませんが、そんなときこそ、身近で子どもを見てくれている祖父母の目が大事なのでは。
祖父母世代の子どもへの注意に耳を傾けてみて。難しいと言われる子育てのしつけのポイントが見えてくるかもしれませんよ。

ママの注意より子どもの心に響くことも

子どもにとって、ママは唯一無二の存在。でも、忙しく、ついイライラしてしまうこともあるママ。いろんなことをこなすあまり、子どもにガミガミと注意してしまうこともあります。言い出すときりがなくなるママに対して、子どもたちも聞き流してしまう技を身につけてしまいがち。
しかし、祖父母世代は親子関係とは違い、距離感がある分、ひと呼吸おいて少し冷静になって相手が聞き入れることができるタイミングで子どもに注意をすることができます。

中学生や高校生、また大学生になってからも、祖父母に注意されたことを覚えているという子どもは意外と多いのだとか。
ママやパパからの注意を流されてしまうのはちょっと哀しいですが、祖父母世代のちょっと余裕のある注意の仕方は子どもたちにとっても穏やかに受け入れられるのかもしれません。

今言ってもわからない…と否定するのではなく、祖父母世代の注意を子どもに聞かせることは、子どもにとってもよいしつけになりそうですね。参考にしてみては?

プロフィール



NPO法人孫育て・ニッポン理事長、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事。「母親が一人で子育てを担うのではなく、家族、地域、社会で子どもを育てよう」をミッションに、全国にて講演、プロジェクトを行う。東京都北区多世代コミュニティー「いろむすびカフェ」アドバイザー。産後のママをみんなでサポートする「3・3産後サポートプロジェクト」発起人。著書、共著に「ママとパパも喜ぶ いまどきの幸せ孫育て」(家の光出版)。

NPO法人 孫育て・ニッポン
http://www.magosodate-nippon.org/

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