今日から実践! 夏休みの間に崩れてしまった生活リズムを改善しよう

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夏休みのような長いお休みが終わると、子どもの生活リズムが崩れてしまうことがあります。休みの間は学校がなく、毎日規則正しい時間に起床する必要もありません。休みの間に一度生活リズムが崩れてしまうと、突然規則正しい生活に戻すのは大人でもなかなか難しいですよね。子どもへの負担を少なく、生活リズムを改善する方法を考えてみましょう。

この記事のポイント

起きる時間と食事の時間を決める

規則正しい生活といえば「早寝早起き」ですが、朝遅い時間に目を覚ました子どもに「早く寝なさい」といっても体力が残っていて、うまく眠れないことが多いです。眠くても、まずは朝早く起きることで時間調整をしましょう。

朝、目覚めたときに朝日を浴びるだけでも体内時計の調整には効果があります。朝起きたらカーテンを開けてしっかりと日の光を取り入れるようにしましょう。また、体内時計の調節のためには朝晩の食事の時間を決めることもおすすめです。特に夕食は、無理のない範囲で取り組むことが前提ですが、就寝時間の2時間前にはとれるとよいでしょう。

  • 朝目覚めたときに朝日を浴びる
  • できれば朝晩の食事時間を固定する

日中の過ごし方を見直し、身体や脳が疲れる工夫を取り入れる

早寝をしたくても夜なかなか寝つけない…ということを避けるために、日中の過ごし方を工夫してみましょう。外遊びや、室内での制作遊び・ブロックなど手指を使う遊びは、身体や脳を使うので夜寝つきやすくなります。ピアノや体操、スイミングといった習いごとや、お菓子づくり・料理の手伝いなどもおすすめです。

また、子どもが夢中になりやすいテレビやゲームですが、特に夕方以降の視聴は光の刺激が強く、目が冴えてしまうことがあるので注意が必要です。子どもだけではなく大人の習慣も、子どもの生活リズムを崩す要因となっていないか見直してみましょう。

  • 日中に身体や手指を使った遊びを取り入れる
  • テレビやゲームの時間やタイミングを見直す

子どもに押し付けないことが大切!生活リズムの大切さを話し合おう

睡眠不足は学力低下に関連する可能性も指摘されており、生活リズムを整えることは子どもが心身ともに健やかに成長するための重要な要素であるといえます。しかし、保護者のかたがいくら子どもに対して「規則正しい生活を送ってほしい」と思ったとしても、子どもが納得感を持っていないとなかなか行動に結びつかないこともあるでしょう。

生活リズムを整えてほしいと思うときには、「早く寝なさい!」などと押しつけるのではなく、まずは生活リズムを整えることの大切さについて子どもと話し合ってみましょう。朝から活動して充実した日に一日を振り返って「今日は早寝早起きできたから、一日元気に遊べたね」などという声がけをするだけでも、子どもにとって「生活リズムを整えることの大切さ」を実感するきっかけづくりができますよ。

  • 子どもに規則正しい生活を強制しない
  • 早寝早起きのメリットを子どもと一緒に考える

まとめ & 実践 TIPS

制約のない夏休みの間に乱れてしまった生活リズムは、少しの工夫で改善することができます。もちろん「生活リズムを崩さない工夫」も大切ですが、「崩れてしまったリズムを整える方法」を実践することも、子どもにとっては学びとなります。子ども自身ではコントロールしづらいからこそ、保護者のかたがうまくサポートをしてあげましょう。


出典:東京都生涯学習情報「子どもの生活リズム改善作戦」
URL https://www.syougai.metro.tokyo.lg.jp/rhythm_improvement.html

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