いくつわかる?小学生の流行語ランキング2023

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2023年、小学生はどんな流行語を口にし、日々の生活を楽しんでいたのでしょうか。
「進研ゼミ小学講座」が実施した2023年の出来事や将来に関する小学生の意識調査から流行語ランキングをご紹介します(※1)
昨年から引き続きランクインしている流行語に加え、SNS発の言葉も続々ランクイン。さまざまなツールから取り入れた流行語で、日常を楽しむ姿が見えてきました。

この記事のポイント

1位は圧倒的な票数を獲得した「ひき肉です」

1位にランクインしたのは「ひき肉です」。全体の33.8%の得票率、2位「それな」の15倍以上の得票数という圧倒的な結果となりました。「ひき肉です」は、現役中学生YouTuberグループ「ちょんまげ小僧」のメンバー、「ひき肉」さんのお決まりのあいさつ。
独特の音程で両腕を大きく広げるユニークなポーズも注目を集め、TikTokでも「ひき肉ダンス」が大流行しましたね。多くのスポーツ選手が勝利後のインタビューで披露したのも人気に拍車をかけたのかもしれません。小学生たちも「おはよー! ひき肉です!」といったやり取りを楽しんでいたようです。

2位の「それな」は、昨年2022年の流行語ランキングでも2位にランクイン。
流行語の枠を超え、一般的になりつつあるのかもしれません。

3位の「なぁぜなぁぜ?」はTikTokやInstagramのショート動画で広まった言葉。身近な疑問を語る時に使い「宿題がある時に限って眠くなっちゃうのなぁぜなぁぜ?」というように、「あるある」や、ちょっとした不満を表現する際に使われることが多いようです。
なお、TikTok発の言葉が小学生の流行語ランキングにランクインするのは初めて。YouTube発の言葉「ひき肉です」、「何を四天王?」(HIKAKINさん)と合わせて、SNS発の流行語が3つランクインする結果となりました。
小学生の生活はよりSNSや動画コンテンツが切り離せないものとなり、楽しく日常生活にも取り入れている様子がうかがえます。

TikTokやYouTubeはより身近な存在に

流行語の顔ぶれからも、小学生にとってSNSが身近なものになっていることが見えてきました。ではいったい、どのくらいSNSを利用し、どんなツールで楽しんでいるのでしょうか。

「進研ゼミ小学講座」の同調査(※2)によると、YouTubeを「よく見る」と回答した小3〜6年生は80%(「とても」「まあ」の合計)とテレビの2倍に。YouTubeが小学生の生活に欠かせないメディアであることが改めてわかります。また、TikTokを「よく見る」との回答は24%。約4人に1人が利用していることがわかりました。

別の調査でも小学生のSNSの利用実態が明らかに。東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所が実施した「子どものICT利用に関する調査2023」(※3)によると小4〜6年生のSNS利用率と利用ツールは次のような結果に。

(注1)SNS の利用率:インターネットの利用有無をたずねた質問で、「利用している」を選択し、かつ SNS を利用しているかをたずねた質問で、SNS ツールをどれか一つでも選択した人の比率。
(注2)利用している SNS ツール:インターネットの利用有無をたずねた質問で、「利用していない」を選択し、かつ SNS を利用しているかをたずねた質問で、「SNS は利用していない」を選択した人を除いて分析。
(注3)複数回答。
(注4)小4〜6生の数値の降順に示す。
(注5)※は 2023 年調査時の名称。

SNSの利用率は79.9%で利用しているSNSツールは1位が「YouTube(84.1%)」、2位が「LINE(66.2%)」、3位が「TikTok(27.8%)」でした。動画を楽しんだり、家族や友達とコミュニケーションをとったりとSNSを活用する中で、「流行語」にふれ、取り入れていっているのかもしれませんね。

子どもが新しい言葉を使ったら

子どもたちは流行語を取り入れていくのが上手なもの。保護者のかたは、お子さまが口にする流行語に「どういう意味?」と焦ったり、「何その言葉!」と驚いたりすることもあるでしょう。

子どもたちは、流行語をとおして友達とのコミュニケーションを楽しんでいます。そのため、「そんな言葉使わないで」と神経質にならなくても大丈夫。人を不快にさせたり、傷つけたりする言葉でない限りは「それってどういう意味?」と興味をもって尋ねてみるのもおすすめです。お子さまも「え、知らないの?」なんて言いながら、楽しく教えてくれるかもしれません。親子のコミュニケーションにも流行語をうまく取り入れられるといいですね。

まとめ & 実践 TIPS

流行語を知ることは、お子さまの興味や日常生活の様子を知ることにもつながります。友達どうしで使って楽しめるような言葉が多くランクインしていることからも、小学生たちのいきいきとした日々が伝わってきますね。SNS発の言葉もランクインしていることから、「これってどんな動画からきてるの?」と聞いてみるのも、親子の楽しいコミュニケーションの時間になるでしょう。

(出典)
※1
調査名:「進研ゼミ小学講座」 小学生18,000人への意識調査 2023年総決算ランキング
調査期間:2023年11月10日~26日
調査手法:WEBアンケートによるベネッセ調べ
回答者・回答数:「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員を対象に18,802人(女子12,859人、男子4,728人、性別無回答・その他1,215人)が回答。

※2
調査名:「進研ゼミ小学講座」 小学生18,000人への意識調査 2023年総決算ランキング
調査期間:2023年11月22日~26日
調査手法:WEBアンケートによるベネッセ調べ
回答者・回答数:小3~小6の会員、有効回答1,329名

※3
調査名:子どものICT利用に関する調査2023
調査時期:2023年2〜3月
調査手法:郵送にて「子どもの生活と学び」研究プロジェクトのモニターに調査を依頼。依頼を受けた調査モニターは Web 画面にアクセスして回答。
回答者・回答数:小学4年生〜高校3年生、15,087名
https://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=5898

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