上履き洗い、どうしてる?子ども自身で洗っている家庭は三割も!洗う際の工夫は?【保護者のホンネ】

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子どもの上履き洗いは、なかなか手間がかかるもの。学校から「なるべく子ども自身に洗わせてください」と言われることもあるようですが、いつまでも洗わなかったり、洗い方が甘かったりして、結局保護者のかたが洗うことになることもあるかもしれません。
そこで、全国の保護者のかたにアンケートを実施しました。お子さまが上履きをどのくらい洗っているかや、洗い方の工夫、楽しく洗ってもらうためのアイデアをご紹介します。(※1)

お子さまは学校の上履きを自分で洗っていますか?

※小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%にならないことがあります。

上履きを子どもが自分で洗っているかを聞いたところ、「洗っていない」が48%という結果に。「ほとんど毎回自分で洗っている」というご家庭は、31%でした。約3割はお子さまが自分で上履きを洗っているものの、まったく洗っていないケースも約半数と二極化しているようです。

学年別に見てみると「ほとんど毎回自分で洗っている」の割合は次のような違いが見られました。

「ほとんど毎回自分で洗っている」の割合

  • 小学校低学年:29%
  • 小学校高学年:38%
  • 中学生:32%
  • 高校生:23%

小学校低学年から高学年で、「ほとんど毎回自分で上履きを洗っている」という割合が10ポイント近く高まるものの、中学生、高校生になるにつれて下がってしまうようです。

お子さま自身で上履きを洗うための工夫は?

学校から、お子さま自身で上履きを洗うように指導されるケースも多いようですが、なかなか思いどおりにならないことも。「(子どもは)自分で洗うよと言うが、日曜日の夕方になっても洗わないので、結局親が洗ってしまう。(小学4年生・栃木県)」との保護者の声に「うちも!」と共感するかたも多いかもしれません。「いつになったら洗うのか……」と忍耐力が試されることも!?

いったい、どうすれば自分で上履きを洗う習慣を身に付けられるのでしょうか。全国の保護者のかたから寄せられた声をご紹介します。

1.親子で分担することから始める

  • 自分で磨いたあと、親が仕上げ洗いをしています。(小学3年生・愛知県)
  • 片方は本人が、もう片方は私が洗っています。本人だけだとあまりきれいに洗えていないので、お手本を見せています。(小学4年生・東京都)
  • 1年生の時は、片方自分で洗わせてもう片方を私が洗っていました。2年生から1人で洗わせてます。子どもに任せていると汚れてくるので、夏休みなど長期休みの時に私がきれいに洗ってます。(小学2年生/小学5年生・島根県)

親子で分担することから始めて、徐々に子どもだけでできるようにステップを設ける。保護者のかたは大変かもしれませんが、こうすると無理なく習慣付けをしていけそうですね。

2.お風呂の時間を活用する

  • お風呂に入った時に子どもが自分で洗っています。3年生からそうしました。(小学5年生・石川県)
  • お風呂の時に一緒に洗ってもらって習慣化してもらおうと思います。(小学2年生・東京都)

お風呂時間を活用して、頭と体を洗うついでに上履きも洗う。曜日も決められると、より習慣化しやすそうですね。

3.手洗い以外の方法も取り入れる

  • 100均の上履き用ネットに入れて洗濯機で洗っています。洗濯機横の流しに上履きを出すところまでは子どもにお願いしています。(小学2年生・山口県)
  • 2年生から毎回洗ってもらうようにしました。週によっては土曜日も使うため、洗う時間がとれずに除菌スプレーで済ませることもあります。(小学3年生・東京都)

手間も時間もかかる手洗いにこだわりすぎないことも時には必要。短い時間でできる方法だと、子どもの負担感も減らせそうですね。

4.自分から洗いたくなるアイデアを活用する

  • 週末にしたお手伝いを書く欄があるので、そこに書くためにがんばっているようです。(小学1年生・香川県)
  • 毎週、持ち帰ったその日の夜にお風呂で洗っています。うちは自分の洗濯物をたたむなど、簡単なお手伝いで10円あげています。上履き洗いは子どもの力では大変なので20円にしています。すると、やる気がアップするのかがんばっています!(小学4年生・東京都)
  • 二学期くらいから、自分で洗うようになりました。1回洗うごとにポイントを付けて、ポイントがたまったら、好きなゲームソフトが手に入るようにしたからですが。(小学2年生・愛知県)

ポイント制やおこづかい連動など、取り組みたくなる理由を用意するのも効果的という声も。親子で話し合ってルールを決められるといいですね。

また、保護者のかたがストレスをためすぎないように、OKラインを高くしすぎないことも大切とのアドバイスも複数寄せられていました。

  • 最初のころは気になる所や仕上げなどしていましたが、履くのは本人なので納得のいくとこまで洗わせてこちらは仕上げなどはしない形にしました。汚れが落ちきれてなくても本人が納得してればよいかなと。(小学1年生・神奈川県)

大人が洗うのと同じレベルをお子さまに求めても、なかなか難しいもの。お子さまがOKと思うレベルを見極めて、いい意味での割りきりもできるといいですね。

まとめ & 実践 TIPS

お子さまの上履き洗いをいきなり習慣付けることや、最初から上手に洗えるようにすることは難しいもの。今回ご紹介した他の保護者のかたの取り組みを参考に、少しずつ習慣化していけるといいですね。「面倒だな」と思っていたお子さまも、キレイに洗えたら「気持ちがいいな」と感じるはず。「上手に洗えたね」「汚れがとれて見違えたね」と声をかけて、続ける気持ちをサポートしてあげられるといいですね。

(出典)
※1
上履き洗いに関するアンケート
調査地域:全国
調査対象:小学生・中学生・高校生のお子さまをお持ちの保護者のかた
調査期間:2023年11月29日~2023年12月15日
調査手法:WEBアンケートによるベネッセ調べ
有効回答数:1,288名
https://benesse.jp/qa/nayami/20231129-1.html

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