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学習習慣作り

集中して取り組むことができるように、こんな工夫をしました

「机には勉強以外の物は置かない」という約束で、集中できる環境を作りました。

W.Tさん Kちゃん (体験談当時の年齢:5歳5ヵ月頃〜6歳3ヵ月頃 女 第1子 愛知県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

あと数ヶ月で小学校入学という時、入学したら、"きちんと落ち着いて机にすわる"、"楽しく勉強する"ということができたらいいなと思いました。その為には、ある程度"集中して取り組む"という事が必要だと思いました。

<こどもちゃれんじ>の教材のこんなところが役に立ちました。

<こどもちゃれんじ>の教材は、とてもわかりやすく、カラフルだったので、子どもの意欲を刺激し、とても喜んで集中してやりました。本人も"もうすぐ小学生になる"という期待が大きかったので、「これができると、小学生になったとき役に立つよー」とひと声かけると、とても嬉しかったようで、集中力も倍増しました。

さらに家庭で工夫してみたことは・・・。

少し早めに、学習机を購入しました。本人も、机がとても嬉しくて、「お母さん、机で勉強しよう」と自分から言ってきました。購入した後、よく言って聞かせたのは、"机は、勉強する場所なので、勉強以外の物は置いてはいけません"という事でした。そのおかげか、机の上が乱雑に散らかる事もなく、また、勉強以外のものがないので、集中して勉強できる様です。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

現在小学校に入学しましたが、幼稚園のうちから、勉強する習慣ができていたせいか、宿題や、「チャレンジ1年生」のドリル、その他書店で購入したワークブックを毎日やる、という事が習慣としてできているようです。

今はこんなふうに考えています。

机を"勉強する場所"とし、いつもきれいにしておく事。それから、忙しい日でも、毎日必ず<こどもちゃれんじ>のワークブックをやる事(ただし、忙しい日は、1問だけ、等と少し量は加減する)。これのおかげでスムーズに小学校の生活にも慣れていったように思いますよ。

学習習慣の素地作り

沢井 佳子 先生

「遊び」がすべての幼児期。でも、「園」に入ってしばらくたつと、「勉強」「学習」ということが気になる保護者のかたもいらっしゃるのでははないでしょうか。幼児期にこんなことに気をつけておくと、「学習」に関しても、いい影響がもたらされるということを保護者のかたにお伝えしたいと思います。

就学すると「さあ、みなさん○○をしましょう!」といった先生からの指示を「聞いて」⇒「理解し」⇒「行動する」ということが求められます。この最初のステップの「注意して聞く」能力は、その先の対人コミュニケーションや学習など全ての基本となります。そしてこの「注意して聞く」態度を身につけるには、幼児期における、おうちのかたの働きかけや環境作りがとても重要なのです。

「え?『聞く』なんてうちの子できてるわ」とお考えになるかたもいらっしゃるでしょう。が、最近は「今、しっかり見ておかなくても、あとでまたビデオで見られる」という意識があったり、オーディオ・テレビ・ゲームなど、ともすると子どもの情報処理能力を上まわる刺激に囲まれて、お子さんが育っている例がとても多くなっています。そうすると、「今、しっかり聞かなくては(見なくては)」という経験がとぼしくなりがちですし、さらに耳や目に入ってくる情報を『聞き流す・見過ごす』ような態度が作られてしまうのです。私たち大人も、必要な情報を聞き取るためには、不要な音や映像を無意識のうちに聞き流し・見過ごしていますが、そうした大人の聞き流しは、重要情報を選ぶ注意力のフィルターを通して、おこなっているのです。しかしながら、認知の発達が過渡期にある子どもたちを、常にこのような「聞き流し・見過ごし環境」に置いておくのは好ましくありません。小学校に入って「先生の話を聞けない子ども」というのは、「先生の声が聞こえても、それに『注意を向けて聞き取る』ように訓練されていない子ども」だという場合もあるのです。

じゃあ何の音も映像もない環境で育てれば安心なのか?というと、もちろんそうではありません。やはりできるだけ多くの経験や多くの情報に触れさせて、子どもの世界観や好奇心を大きく広げてあげたいと思うものですよね。ビデオやテレビやCDも、もちろんそれを助ける有効なメディアです。

おうちのかたのひと工夫で、ビデオやオーディオに囲まれた生活を「聞き流し・見過ごし環境」にしてしまわずに、「多くの情報の中から、必要な情報を注意して聞く」訓練の場にすることができます。そのひと工夫とは、ビデオなどを、お子さんと一緒にご覧になりながら、場面ごとに、 おうちのかたが笑ったり、驚いたりする視線・表情や「これはおもしろいね!」「すごいね!」といった解釈を与えてあげることです。そうすることにより、お子さんは「音声や映像のシャワー」だった部分にも、注意を向けて「これは大事なんだ」「これはおもしろいんだ」「すごいな」などと「意味をもった情報」として消化することができるようになるのです。このようにして「必要な情報に注意をむけ、聞き取る」態度を幼児期に育くんでおくことは小学校に入学してから「自分で考えて行動する」ことが求められる時期にむけての大切な準備だといえるのです。

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