学校見学・説明会・行事などへの参加【高校受験の基礎知識】

志望校をある程度絞り込んだら、必ずその学校を訪ねて自分の目でしっかりと見ておくことが必要です。スランプに陥ったり、受験勉強がマンネリ化したりしてきたときなどには、意欲を奮い立たせてくれる原動力ともなりますし、志望校をあれこれ決めかねている場合には、その決定に一役買ってくれるかもしれないからです。また入試の際の下見にもなります。

たいていの学校、特に私立では、随時学校見学を受け付けてくれますし、あらかじめ申し出ておけば授業見学も可能でしょう。また体育祭や文化祭を一般の人や受験生に公開している学校も多いですから、その学校の伝統や校風、雰囲気を肌で感じるには、もってこいのタイミングです。

学校説明会は、大きく分けると中学校や塾の先生に向けたものと、生徒・保護者向けのものとがあり、ターミナルなど人の集まりやすい学外の会場で行われる場合と、学校を使って行われる場合とがあります。

いずれも校長や管理職による建学の精神や校風、沿革(場合によってはその年のニュースなど)についての説明、求める生徒像、受験生へのアドバイス、メッセージなどを聞くことができます。あわせてカリキュラムや授業の特徴などについても説明があります。また入試担当者からは来年度の入試の日程、入試科目や時間割、出題の傾向、変更点、前年度の入試結果とその分析などが説明されます。また最近では進路担当者から大学への進学状況や、今後の目標なども示されます。学校で開催される場合には体験入学ができたり、模擬授業を受けたりすることもできます。日時・会場についての広報は各学校ごとに行われますが、公立では教育委員会がまとめて発表するところも多いようです。

また年に何回かは、私立の連盟、新聞社や塾、その他の団体が主催する合同説明会なども開催されますから、一度にたくさんの学校について知るには最適です。もちろん各学校の相談ブースでは、学校の中身や入試について詳しく聞くことができます。いずれにしても自分の進路を見極めるには大切な機会ですから、積極的に参加して、悔いの残らない学校選びに役立てたいものです。

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