稽古や試合ではどんなことをするの? お子さまの空手教室Q&A

お子さまに「心も体も強く育ってほしい」と思う保護者にとって、空手は習わせたい習い事のひとつかと思います。とはいっても、実際に空手を習わせる前に、不安や疑問に思うことが多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お子さまの空手教室にまつわるQ&Aをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

Q1.空手の稽古ではどんなことをするの?

A1.空手の内容は、「基本」「型」「組手」の3つに分かれ、稽古でもこれらを練習します。
基本は、空手の基本動作をひとりで反復して行う練習です。その場で突く、蹴る、動きながら突く、蹴るなどの動作を繰り返します。空手教室の稽古では基本に重きを置かれることが多いです。

型は、基本の動作を決まったルール、順番、流れで行う鍛錬です。空手の型は数十種類あり、その一つひとつに名前がついています。また型にはひとりで行う単独型と複数人で行う団体型があります。「空手」という言葉を聞いて多くの人が思い浮かべるのが、この型なのではないでしょうか。筋力はもちろん、柔軟性やスピードなどを鍛える効果があります。

組手は、相手と組み合って攻防を行う実戦です。互いにかける技をあらかじめ決めておく約束組手や、フリーに攻防を行う自由組手があります。
なお組手は高学年になってから、という道場が多いようです。フルコンタクトで行うか寸止めで行うかは流派によって異なります。

Q2.空手は何歳から習えますか?

A2.小学校入学前から習える教室が多いようです。4歳くらいからを目安に考えるといいでしょう。礼儀作法からきちんと指導してくれるところを選ぶとよいですよ。

Q3.どんな道具が必要になるの?

A3.必要な道具には道着、帯、防具があります。
道着は細かくサイズを指定できないため、成長のことを考えて大きめの道着を選びましょう。裾を踏まないよう折って着るようにします。

段や級を表す帯は、はじめは白帯から始まります。白帯は道着とセットであるため帯代は必要ありません。級が上がっていくと帯の色が変わるため、帯をレンタルすることになります。なお初段になり黒帯になると名前が入るため購入が必要になります。

防具は組手に使います。ヘルメット、グローブ、胴につける防具の3種類で1セットになっているのが一般的です。高学年になって組手を本格的に習うようになったら、防具の購入も検討しましょう。

Q4.試合や大会ではどんなことをするの?

A4.空手の大会は正式な選手権大会と非公式な試合があり、非公式の試合であれば多くの人が参加の機会をもてます。試合では組手を行います。
公式の大会は半年に1回程度行われ、組手の試合と型の試合があります。型の試合は、2人が並んで一斉に同じ型を行い、どちらのほうが美しくキレがあるかといったことが得点に換算されて判定が行われます。
基本の練習が多い空手の稽古はモチベーションが保ちにくい面もありますが、大会での実戦に参加することでモチベーションアップにつながるでしょう。

Q5.ケガの心配はありませんか?

A5.稽古のほとんどがひとりで突きや蹴りを行う基本の練習であるため、習い始めはあまりケガの心配がありません。
高学年で組手をする場合は、ほかのスポーツと同様にケガのリスクが高まります。寸止めの場合でも、勢い余って突きや蹴りが入ってしまったり、裸足で行うために爪が傷ついてしまったりすることがあることは頭に入れておきましょう。

体験稽古に参加してみよう!

空手教室の雰囲気をつかむには、体験稽古に参加する方法が一番です。またその際、講師やほかの保護者に稽古のことや道具について情報を集めてみるのもよいでしょう。心身ともに鍛えられる空手。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

参考:JKA 公益社団法人日本空手協会
http://www.jka.or.jp/

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