離乳食を食べてくれない……そんな時は「食材」「食器」「時間」を変えてみよう

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離乳食を食べてくれないと心配になりますよね。でも、離乳食は食べることの練習なので、多少食べなくても大丈夫。たとえゆっくりでも、お子さんのペースで進めていけばよいのです。もしどうしても困った時には、3つのことを変えてみましょう。詳しくご紹介します。

この記事のポイント

離乳食を食べない日があっても大丈夫

離乳食を開始したけれど、子どもが全然食べてくれないと、保護者のかたは「栄養が足りないんじゃないか」と不安になりますよね。でも大丈夫。離乳食を開始したての頃は、まだ母乳やミルクからの栄養がメインです。

離乳食は、いろんな食材に触れ、「食べる」という行為に慣れるためのもの。だから、一番大事なのは「楽しく食べる」ことです。無理に食べさせて、食べることが嫌いになってしまったら意味がありません。「食べたくない日もあるのかもね」と気楽に考えて、ゆっくり進めていきましょう。

「こうじゃなきゃいけない」と思い込んでいませんか?

そうはいっても、なるべく食べてほしいと思うのが親心。そんなときは、今までのやり方をちょっと変えてみましょう。

育児書やインターネットの情報を見て「絶対こうしなきゃいけない」と思い込んでしまっていることはありませんか? たとえばこんなことです。

  • まだみじん切りじゃなきゃダメな時期だし
  • 食べる時間は「10時」って書いてあったし
  • スプーンはこの商品がイイって聞いたし

インターネットには、さまざまな情報があふれています。役に立つ情報もありますが、赤ちゃんの時期は、個人差が大きいため、インターネットに書いてある情報をそのまま実践しても、うまくいかないこともあるでしょう。
離乳食については「こうじゃなきゃいけない」と思い込まずに、お子さまのペース、個性に合わせて進めていくことが大切です。

「食材の固さや味」「食器」「時間」を変えてみて

お子さまがなかなか離乳食を食べないとき、ほんのちょっとしたことを変えてみると、うまくいくケースがあります。
たとえば、次の3つのようなことです。

・食材の固さや味を変えてみよう
「後期の食材は〇cm角、量は〇g」など、本やネットの情報をきっちり守っている人もいるでしょう。でも、これはあくまで平均的な話。歯が生え始める時期、食べ方や好みなど、お子さんによって発達のスピードや特徴は異なるものです。

「いつもより固めに茹でてみたら食べてくれた」「ペースト状に戻したら食べるようになった」など、形状や固さをちょっと変えてみるだけで、お子さまが離乳食をパクパク食べてくれることも。お子さまの月齢に合わせた固さの離乳食だと、あまり食べてくれない場合は、月齢にこだわらず、少し前や後の月齢のレシピを参考に、固さを工夫してみるといいでしょう。

また、味を変えてみる場合には、出汁の種類を変えただけで、お子さまが離乳食を食べてくれるようになることもあります。アレルギーに注意しながら、いろんな味を試してみてください。

・食器を変えてみよう
子ども用の食器にこだわる必要はありません。危険がなければどんな食器でも大丈夫。離乳食を食べさせるのに使うスプーンは、シリコン製や木製のものが向いていると言われますが、これ以外の素材のスプーンでも、お子さまが気に入って使ってくれるのであればOKです。

お子さまによっては、食べ物の味よりも、スプーンの感触が嫌で、離乳食を食べないというケースもあります。離乳食を食べてくれない場合は、いろんなスプーンを試してみて、お子さんの好みに合うスプーンを探すのも一つの方法です。お皿やコップも、好きなキャラクターにしたり、大人とお揃いにしてみたりすると、食べる意欲がアップすることがあります。

・時間を変えてみよう
1回食の時は10時、2回になったら10時と14時など、一般的におすすめされている離乳食を食べさせるタイミングは、大人の食事時間とずれていることが多いものです。この時間を変えてみるのも一つの手です。

大人の食事時間と同じ時間に離乳食を食べさせても、子どもの食事の間隔や寝る時間が考慮できていれば、OKです。むしろ、子どもに大人が食べているところを見せた方が、食べる意欲が出ることも。家族で「おいしいね」と会話をしながら食べれば、離乳食の時間の楽しさも倍増しますよ。

まとめ & 実践 TIPS

離乳食は、子どもがこれから生きていくうえで大切な「食べること」の楽しさを経験するきっかけとなるものです。食べることが楽しくなれば、人生の楽しみも増えていくことでしょう。


離乳食のポイントは、無理をせず、ゆっくりと。これまで食べなかった子どもが1口でも食べてくれたら嬉しいものですよね。また、離乳食づくりは頑張りすぎずに、離乳食のレトルト商品も必要に応じてうまく活用していきましょう。保護者のかたの気持ちに余裕ができれば、そのぶん食事の時は楽しいものになることでしょう。

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