【PR】保護者の時代からアップデート!令和のニキビ対策は「皮膚科で治す」が定番

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思春期の時、ニキビに悩まされた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
「恥ずかしくて髪の毛で隠していた」「つぶして痕(あと)になってしまった」ーーそんな思い出がある方もいるかもしれません。昔も今も、思春期のニキビは子どもたちを悩ませるものです。

実は、皮膚科でのニキビ治療は、保護者のみなさんが思春期だった時代から大きく進化しています。赤ニキビになる前の早期から皮膚科で治療を始め、「ニキビができにくい肌」をめざすのが令和のニキビ治療のゴールです。保険診療で行えることも多く、早めの受診が悩みを解決する近道となっています。

「ニキビで皮膚科なんて大げさでは?」そんな思い込みは、今こそアップデート。最新のニキビ治療を知って、お子さまの悩みに寄り添い、サポートするきっかけにしてみませんか?

この記事のポイント

保護者の時代からここが進化!令和のニキビ治療3つのアップデート

アップデート1:赤ニキビになる前から治療可能に

  • 保護者の中高生時代:赤ニキビ・黄ニキビのみを治療。
  • 令和:赤ニキビになる前の毛穴のつまりの段階から治療可能に。

マイクロコメドは毛穴がつまりはじめた状態。目には見えないが無数にある コメド(白ニキビ)は皮脂が毛穴につまった状態。触るとザラザラする。 赤ニキビは炎症が起こっている状態。 黄ニキビはさらに悪化し、炎症が激しくなった状態。黄色い膿(うみ)が見える。

今、二キビは、早期から治療可能になっています。上の図は、ニキビの段階を示したもの。ニキビは、炎症がなく目立たない段階(マイクロコメド・コメド)を経て、炎症を伴う赤ニキビ・黄ニキビへと移行していきます。

保護者の時代は、赤ニキビや黄ニキビがひどくなってから薬を使ったり、皮膚科に行ったりするのが一般的だったかもしれません。

しかし今は、炎症が起こる前の「毛穴がつまりはじめた状態(=マイクロコメド・コメド)」から、皮膚科での治療が可能になっています。

炎症が起こる前に対処することで、赤ニキビや黄ニキビへの進行を防ぐことが期待できます。見た目ではわかりづらい段階でも、気になるサインがあれば皮膚科に相談してみるのがおすすめです。

アップデート2:ニキビを「繰り返さない」ための治療に進化

  • 保護者の中高生時代:ニキビができるたびに対処。
  • 令和:一時的に治すのではなく「ニキビができにくい肌」へ。

治療開始から3ヶ月は今あるニキビを積極的に治していく時期。3ヶ月目以降から一年以上は再発を防ぎよい状態を維持する時期 ※治療経過には個人差があります。

これまでのニキビ治療は、できては治すの繰り返しが当たり前でした。でも今は、「ニキビを繰り返さない」が治療のゴールになっています。

そのカギは、毛穴のつまり(コメド)を改善すること。ニキビの原因には、皮脂の増加やアクネ菌の増殖などもありますが、特に注意したいのが「毛穴のつまり(コメド)」です。どれだけ丁寧にスキンケアをしていても、毛穴のつまりがある限り、ニキビは何度もできやすく、ニキビ痕のリスクも高くなってしまいます。

皮膚科でニキビ治療の基本は、塗り薬による治療です。皮膚科での処方薬は市販薬とは成分が異なり、「アクネ菌を殺菌・増殖を抑える成分」だけではなく、「毛穴のつまりをとる成分」などが含まれます。なかにはその両方を併せ持つ薬もあり、一人ひとりのニキビの状態に合わせた薬が処方されます。

繰り返すニキビに悩んでいるなら、「治す」から「できにくくする」への発想の転換が大切かもしれません。

アップデート3:あれこれ試すより、「できはじめ」で皮膚科受診

  • 保護者の中高生時代:皮膚科はニキビが悪化してから行く場所。
  • 令和:できはじめが治療のチャンス。

「ひどいニキビではないのに皮膚科なんて気が引ける」「まずは、市販薬で様子を見ようかな…」そんなふうに感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、近年のニキビ治療では「ニキビのできはじめこそが、最も効果的な治療のチャンス」と考えられ、悪化する前に受診することがすすめられています。

「ニキビは美容皮膚科に行けばいいの?」と思われる方もいるかもしれませんが、かかりつけや、通いやすい地域の皮膚科でOK。保険診療で受けられることが多く、自治体によっては子どもの医療費助成制度が適用されるケースもあります。

小さなニキビや目立たないニキビでも、放っておくと痕になってしまうことも。皮膚の専門家である皮膚科医に早めに相談することが、お子さまの肌と心を守ることにつながります。

約4割の子どもが「ニキビは恥ずかしい」と回答。「皮膚科に行ってみる?」の一言が効果的

「ニキビ治療の進化はわかったけれど、うちの子は皮膚科に行きたいと言ってないし…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お子さまは保護者が思っている以上に悩んだり、悩みを言い出せずにいたりする可能性も。保護者ご自身も思春期のころ「恥ずかしくて相談しにくいな」と感じたこともあるのではないでしょうか。

上の図に示した調査(※1)では、約4割の中高生が「ニキビが恥ずかしい」「自分に自信が持てない」と感じているという結果が出ています。

思春期真っただ中の敏感な時期だからこそ、気にはなっても相談しづらいもの。そんな時は「皮膚科に行ってみる?」「皮膚科では原因から対処する治療をしてくれるみたいだよ」とさりげなく声をかけてあげてみてください。保護者の一言が、お子さまの悩みを軽くする第一歩になるかもしれませんよ。

受診+日常のケアでニキビは改善につながる

ニキビを改善し、繰り返さない肌を目指すには、皮膚科での治療とあわせて、日々のスキンケアも大切です。次の3つを心がけていきましょう。

  1. 洗顔:朝晩1日2回。しっかり泡立てた洗顔料でやさしく洗い、すすぎもしっかり行う。
  2. 洗顔後の保湿:「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載されたニキビができにくいことが確認されているものや、ピリピリ感のない低刺激の保湿剤を選ぶ。
  3. 髪の毛:おでこや頬にニキビがある場合は、髪が当たらないようにする。家にいる間だけでも前髪をあげたり、髪を結ぶ。

皮膚科での治療と毎日の適切なケアを組み合わせることで、ニキビに悩む期間を減らし、前向きな気持ちで過ごせる日が増えることを目指しましょう。

まとめ&実践TIPS

ニキビは「皮膚科で治療する」が、令和のスタンダード。保険診療のケースも多く、相談のハードルは想像よりも高くありません。

「そのうち治るだろう」「まだ様子見で大丈夫」と治療を先延ばしにした結果、ニキビ痕が残り、将来にわたっての悩みとなってしまうリスクも考えられます。

お子さまの肌と心の健康を守るために、保護者の気付きと声かけが大きなサポートになります。「皮膚科で相談してみようか?」と受診への後押しをしてあげられるといいですね。

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監修:日本専門医機構認定 皮膚科専門医 マルホ株式会社シニアメディカルディレクター 生駒晃彦

マルホ株式会社 https://www.maruho.co.jp/

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