子どもが「学校に行きたくない」と言ったときはどうする?親野智可等さんのセミナーをマンガで解説【マンガでセミナーダイジェスト #1】

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「不登校ライフナビ」で毎月開催しているオンラインセミナーは、各分野の専門家をゲストにお迎えし、視聴者と双方向のやり取りも魅力のひとつとなっています。
不登校はどのお子さまにも起こりうることであり、決して問題行動ではありません。一方で学習や人間関係、将来への不安などへの悩みは深く、セミナーではご家族の不安に寄り添い、解決のヒントとなるお話を毎回多彩なテーマでお届けしています。

本シリーズでは、オンラインセミナーの内容をダイジェストにしたマンガでお届けいたします。エッセイ漫画家・あさぎエマさんが、自身も子育て中の母親としての視点からふり返ります。

今回のテーマは「もし子どもに『学校に行きたくない』と言われたら、保護者はどうするべきか?」。元小学校教師で教育評論家の親野 智可等(おやのちから)さんによるセミナーをもとに、エッセイ漫画でご紹介します。

この記事のポイント

わかっているけど難しい、「まずは落ち着く」ことと「共感をもって聞く」大切さを痛感

今回のセミナーは、うちにも小学2年生と年長の子どもがいるので、個人的にも気になるテーマでした…!

講師は元小学校教師で教育評論家の親野智可等(おやのちから)さん。漫画「ドラゴン桜」の指南役としても著名な方で、子育てや勉強法への具体的なアドバイスがSNSや全国各地での講演で、教育関係者や保護者からの共感を集める先生です。

子どもが学校に行きたくないと言った時に保護者ができることとして、親野さんがお話していたポイントは3つありました。

1つ目は、「まず落ち着く」

急に子どもが学校に行きたくないと言いだすと保護者も焦ってパニックになってしまうことがありますが、冷静に対処していくことが必要とのこと。強制的に登校させたりすることはさまざまなリスクにつながるのだそう。

2つ目は、「子どもの話を共感をもって聞く」

保護者からの一方的な話では子どもは追い詰められてしまうので、子どもの話を共感しながら聞くことが大切。子どもがまだ自分の気持ちをよく分かっていない段階でも、話すことで気持ちを整理することができる場合もあるそう。共感的に話を聞くことで築かれる子どもとの信頼関係も大事、とのことでした。

そして3つ目は、「家を安全基地であり『居場所』にする」

学校に行かないことで罪悪感を持ち苦しんでいる子は多いそうです。せめて保護者は子どもを責めることなく、家を安心していられる場所にしてほしいとのこと。上から目線で注意するのではなく、対等な目線で子どもに歩み寄り、対話し、ルールを作っていくことが大切だとお話していました。

全体を通して印象的だったのは、学校に行くことが目的なのではなく、子どもが幸せで充足した生活ができること、そして子どもの可能性が育つことが大切、という点が強調されていたことです。

子どもが「普通」から外れた行動をすると親はつい焦って近視眼的になってしまいますが、忙しい日々のなか、子どもと接するときもつい自分の都合を優先してしまいがちですが、今回のセミナーを通して、「まずは深呼吸して、一呼吸おくこと」がどれだけ大切かをあらためて感じました。
子どもの言葉や気持ちにじっくり耳を傾けられる親でありたいです。

プロフィール

あさぎエマ

あさぎエマ

エッセイ漫画家・イラストレーター。2017年生まれ・2019年生まれの兄弟を子育て中。会社員・公務員などを経てフリーランスに。
X(旧Twitter):@Emma_Asagi

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親野智可等
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・『子育て365日』(ダイヤモンド社)
・『反抗期まるごと解決BOOK』(日東書院本社)


教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOk』などベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名。
Instagram、Threads、Twitter、YouTube、Blog、メルマガなどで発信中。全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。Threads、Instagram、Twitter、YouTube、Blog、メルマガなどでも発信中

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