成績が上がらない中学生 7つの原因

 せっかく勉強をしても、定期テストや模擬試験でいい点数が取れないとつらいですよね。本当にがんばっているのに成績が伸びないのであれば、きっとどこかに原因があるはずです。中学生の成績が伸び悩む原因を7つにまとめました。

原因1 勉強をしている「つもり」「フリ」になってしまっている

 「机に向かう」ことと、「勉強をしている」ことは、イコールではありません。休憩や居眠りの時間を除いてどれだけ勉強しているか、一度計ってみるとよいでしょう。何となくがんばっていたつもりでも、「真の勉強時間」は意外なほど少ない、ということがあり得ます。もしそうだったら、スマホが手元にあるからなのか、部活で疲れているからなのか、集中できない原因を探してみてください。

原因2 授業を聞いていない

 学校の授業が頭に入っていないと、ゼロから自分で勉強することになります。単純に考えると、1回の授業が50分だとしたら、自分で50分勉強してようやく授業を聞いている人と同じになるわけです。これではいくら時間があっても授業を聞いている人にはなかなか追い付けません。特に、「塾で勉強するから、授業は聞かなくていいや」と思っている人は要注意!

原因3 前に習った範囲を理解できていない

 真剣に勉強していてもイマイチ内容が理解できないという場合、今勉強している分野ではなく、その分野の土台となる基礎がわかっていないのかもしれません。例えば数学で言うと、中2や中3で習う「関数」は、中1で習う「比例・反比例」が土台になっています。自分がどこからわからなくなったのかを突き止め、必要であれば小学校の内容にまで戻って理解し直しましょう。

原因4 暗記や理解が定着していない

 勉強しているその場では覚えている、わかっているのに、テストになるとできないというパターン。これは、問題を解く量とタイミングを変えると解決できるかもしれません。人間の頭は、一度わかったことをそのまま取っておけるようにはできていません。わかっているかどうかを試さないと、どんどん忘れていってしまうのです。勉強したらすぐに問題を解き、テスト前にもう一度解き直すと、頭に残るようになります。

原因5 間違えた問題をやり直していない

 問題を解いても「解きっ放し」では、問題集に何冊取り組んでも意味がありません。できなかった問題についてどうしてできなかったのかを調べ、その部分を理解し直して初めて実力が付くのです。理解できたかどうか、もう一度問題を解き直して確かめることも忘れずに!

原因6 効率の悪い対策をしている

 一つひとつの勉強法は間違っていないのに成績に伸び悩んでいるという場合は、どこを勉強すれば点数につながるのか、戦略の部分を見直してみましょう。例えば、いつも90点取れている得意科目をいくら勉強しても、それ以上点数を伸ばすことは難しいでしょう。ほかに点数の低い科目があれば、それを勉強した方が効率的です。また、一般的にテストに出るのは基礎が最も多く、細かい知識になればなるほど出題される可能性は低くなります。テストに出そうな部分から優先して取り組みましょう。

原因7 まだ成果が出ていない

 どれだけ正しい勉強をしていても、成果が出るにはある程度の時間が必要です。原因1~6が思い当たらなければ、実力は付いていても、それがまだテストに反映されていないだけかも。自分を信じてがんばっていると、どこかで急に成績が伸びる時期がきっとくるはずです。諦めないで!

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