先輩を勝利に導いた「合格する」効果的な暗記方法ランキング

難関大合格者が試行錯誤の末、最も効果を実感した暗記法とは

毎日の小テストに向け、必死で暗記するけれどなかなか覚えられない…。そんな人のために、難関大に合格した先輩に「効果的な暗記方法」をアンケートで聞いてみました。その結果をもとにオススメの勉強法をご紹介します。

※データは2015年9月実施、現役難関大生200人対象Webアンケートより

<1位:声に出す>五感を使うと定着度UP

「声に出して読む」は特に英単語暗記において多く挙がった方法です。ただ見るだけではなく口や手など、五感を多く使って覚えた方が記憶に定着しやすいということを、先輩たちは実感しているようです。

【先輩体験談】
声に出すと頭に残り、発音対策にもなる

英語の単語は、実際に自分で何回も発音することで頭に入りやすくなりますし、センター試験では必ず発音問題が出題されるため、その対策にもなりました。
大阪大 外国語学部 Y・K先輩

【先輩体験談】
目と手と口で頭に残る暗記

手でジェスチャーをして声を出しながら文学作品名や作者名を覚えていました。特に声を出して覚えることは、口と同時に耳で覚えることにもなります。目で見て、手と口で表現して、耳で聞く、と五感をフルで使うと頭にかなり残るのでオススメです。
立命館大 スポーツ健康科学部 R・N先輩

<2位:移動中>スキマ時間はフル活用

休み時間・お風呂・トイレ…。多くのスキマ時間の中でも、最も先輩が効果的だと考える暗記タイミングは「移動中」。無駄な時間を活用して効率的に勉強できるだけでなく、限られた時間でかつ反復して暗記することが、机の上でただ暗記するよりもより効果的だと語ります。

【先輩体験談】
覚えていた状況と内容が結びつく

移動しながら暗記すると、周りの景色や状況が常に変わるので、「あ、この単語、やたら夕日がきれいだった時に覚えたやつだ」といったように、覚えた時の状況などと勝手に関連づいて覚えられることが多々ありました。
関西大 政策創造学部 M・Y先輩

【先輩体験談】
ダラダラ見るのではなく、短時間で覚えきる

単語などの暗記は、長時間繰り返し本を読んでいるだけでは飽きてしまいただの「作業」と化してしまうので、スキマ時間を使い「短時間で覚えきる!」という意志を持って集中して覚えるようにしていました。
法政大 社会学部 M・U先輩

<3位:ノートに書く>オーソドックスで効果的

五感を使うといっても声に出したり、体を動かしながらは周囲の目も気になります。そこでやはり最も一般的なのは「とにかく手を動かす」こと。頭が覚えていなくても手が覚えているような感覚に至った先輩も多いようです。

【先輩体験談】
反射的に手が動く暗記の境地

頭に残るかどうかは別として、とにかく腱鞘炎になるんじゃないかと思うぐらい書きなぐって覚えると、一文字目を書いただけで反射的に手が動くことすらありました。
立命館大 法学部 H・N先輩

【先輩体験談】
集中して、ひたすら繰り返す

よく「ただ繰り返すだけの『作業』にすると、やったことに満足して頭に残らない」と言いますが、逆に言えばきちんと集中して覚えるつもりで嫌というほど繰り返しノートに書き続けると、夢に出てくるほど頭に残ります。
横浜国立大 理工学部 T・W先輩

今回のアンケートを参考に「移動中に」「赤シートを使いながら」「声に出して覚える」など、効果的な暗記方法を組み合わせて暗記してみてください。

文/進研ゼミ高校講座 受験情報担当 牧

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