【受験生の声をAI分析!】受験生の時に保護者からしてもらってうれしかった生活サポートOK4

受験勉強をがんばるお子さまの姿を見て、「なんとか力になってあげたい」と思うことも多いですよね。とはいえ、「勉強はかわってあげられないし、何をしてあげればいいの?」「逆にプレッシャーにならないかな?」などと、迷うこともあるかもしれません。

そこで、全国の大学生に、大学受験を振り返って「保護者にしてもらってうれしかったこと・助かったこと」を調査(※1)。その回答をAIで分析して明らかになったサポートの中で、今回は普段の日常生活にできるサポートについて紹介します。

この記事のポイント

    【OK①】食事や差し入れ

    <受験生の声>

    塾に行く際はお弁当を作ってくれて、入試本番も頑張れるよう好きな食べ物を入れてくれた。(信州大・N.S)

    受験が近づいてくると、寒さなのかストレスなのか朝ごはんがほとんど入らないような日が続いたが、親が少しでも栄養のある料理やお菓子を作ってくれた。(東北大・K.I)

    私は塾に通っておらず、通学途中にある自宅からは遠い図書館で、閉館時間まで勉強していて帰る時間が遅かった。遅く帰っても母が温かいご飯を作って待ってくれていて、私が一人で食べるのは寂しいだろうから、と一緒に食べておしゃべりしてくれた。その時間と優しさがあったから、受験を乗り越えられたと思う。(早稲田大・Y.I)

    模試の日やうまくいかず落ち込んでいる日は、わたしの好物を作ってくれたり、ミスドを買ってきてくれたりして元気づけてくれて、とても安心して勉強に挑むことができました。(高知大・A.F)

    受験勉強でお腹が空いた時用に、すぐに食べられるものを用意してくれていたのがとても助かった。特にお菓子などの甘いものは常にストックしてくれていて感謝しました。(弘前大・Y.Y)

    あたたかい食事や好物の差し入れは、ストレスの多い受験期の何よりの支えになるようです。「がんばれ」の気持ちをこめてお弁当や差し入れを手渡すのはもちろん、一緒に食卓を囲むなにげない時間も、大きな励ましになりますよ。

    【OK②】勉強に集中できる環境作り

    <受験生の声>

    掃除や洗濯といった生活環境を整えてくれて、勉強に集中できる環境を作ってくれたのがすごくありがたかった。(京都大・A.J)

    日々の生活のサポートをしてくれたので勉強に集中できた。(横浜国立大・Y.K)

    私の地元はすごく雪が多かったので、登下校は全て車で送迎をしてもらっていました。その分、勉強時間を確保できたので、とても助かりました。(山形大・H.Y)

    毎日駅まで送り迎えをして、勉強に集中できる環境を作ってくれた。受験の出願の日程なども調べてくれたので、いざ受験をするとなった時に安心して受けられた。(岡山大・A.I)

    平日5日間学校に行くことに加え、休日2日間も予備校に通っていた。高校2年の冬から、ほぼ毎日お弁当を作ってくれていたことに、今ではとても感謝している。(筑波大・Y.N)

    送迎や洗濯、掃除など、保護者にとっては「当たり前」と思えることも、受験生にとっては大きな支えになっているようです。なにげない生活のサポートが、安心して勉強する環境づくりにつながっているんですね。

    【OK③】励ましや息抜きでの精神的なサポート

    励ましや息抜きでの精神的なサポート

    <受験生の声>

    受験勉強で疲れている時に、おいしいご飯を用意してくれていたり、息抜きにドライブに連れて行ってくれたりしたのが、とても精神的な支えになりました。(北海道大・W.K)

    模試の結果が悪かったりした時、どうしてもイライラして親に八つ当たりしてしまうことがあったが、そういう時も怒らずに普段通りに接してくれた。(筑波大・K.S)

    模試の判定が悪かった時に励ましてくれたこと。模試終わりにご飯を食べに連れて行ってくれたこと。(九州大・W.S)

    共通テストで失敗したので、志望校の相談など精神面でのサポートが有り難かった。(高知大・E.N)

    テストの点数で一喜一憂する私を励ましてくれた。(九州大・F.S)

    落ち込んだり、煮つまったりすることも多い受験期。励ましの言葉をかけたり、そっと息抜きに付き合ったりすることが、気持ちの切り替えに役立つようです。
    受験生ならではのイライラや八つ当たりにも、「そういうものだ」と受け止める心の余裕を持っておきたいですね。

    【OK④】普段通りの接し方

    <受験生の声>

    特に受験期だからというプレッシャーを与えてくることもなく、いつも通り接してくれたことで、ドキドキに押しつぶされることなく勉強をすることができた気がします。(愛知県立大・A.H)

    変に心配されても嫌なので、普段通りに接してもらえたのがよかった。(大阪公立大・M.H)

    勉強に対して何も言わず、日常会話をしてくれたことでストレスなく勉強できた。(山形大・K.U)

    入試が近づいてピリついていた私に、母がいつも通りに「今日もお疲れさま」と声をかけてくれたことが嬉しかった。勉強の調子や迫ってくる試験日に触れられたくなかったので、とても感謝しています。(福島大・H.K)

    入試が近づくにつれて自分がピリついていたが、普段通りに接してもらうことで平常心に近づけることができた。(横浜国立大・N.T)

    ただでさえ緊張する時期だからこそ、「受験生だから」と特別扱いされることで、かえって緊張やプレッシャーが増してしまうことも。いつも通りに接することで、平常心を保つことができるようです。生活の中の何気ないやり取りこそが、お子さまにとって安心感につながるのかもしれないですね。

    まとめ & 実践 TIPS

    受験生の時に保護者からしてもらってうれしかった生活サポートOK4

    食事や送り迎え、いつも通りの会話ーー
    受験生は、特別なことではなく、何気ない日常のサポートにこそ、安心感や心強さを覚えるようです。

    受験期は、やる気を燃やしながらも、不安や緊張におそわれることの多い時期。だからこそ、「そっと支えてくれる存在がいる」という実感が、何よりの力になるのかもしれません。お子さまのがんばりを信じ、安心して勉強に打ち込める環境を整えてあげられるといいですね。

    (出典)
    ※1
    保護者とのエピソードに関する大学生アンケート
    調査地域:全国
    調査対象:進研ゼミを受講していた全国の大学生
    調査期間:2023年10月
    調査手法:WEBアンケートによるベネッセ調べ
    有効回答数:119名

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