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偏食・好き嫌い

野菜嫌いな子、こんなふうに工夫しました

子どもが好きな野菜名が出てくる歌を口ずさみながら、「ほら、人参さんだよ」などと楽しさを演出。

R.Hさん Tくん (体験談当時の年齢:3歳1ヵ月頃 男 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

2歳でやっと卒乳できましたが、食べるものと言えばご飯、豆腐、とり肉などで、野菜類はまったく口にも入れず、好きなおかずに隠して入れてもベェーッと出してしまう状態でした。大きくなってから言い聞かせるのは無理だと思い、偏食を直すなら今だと考え、実行を決心しました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

ハンバーグやチャーハンが好きだったので、ピーマン、にんじん、キャベツ、しいたけ、ネギ、ほうれん草など、そのとき冷蔵庫にある野菜を細かく刻んで混ぜて作りました。見た目で緑色があることがわかっても、好きな味であれば大丈夫でした。たまには煮物や温野菜にしてみて、1つの野菜を半分にして「これだけ食べてみよう」と言ってみて、食べられなければその半分にして「じゃあこれだけ」と。やはり、大きいとなかなか食べてくれませんでしたが、どんどん半分にしていって米粒くらいになったところで、やっと食べたというようなこともありました。野菜を小さくしても「もうやだ」と泣き叫ぶときは「もう終わりだよ」と言っておしまいにしました。また、野菜の名前が出てくる歌をたまたま子どもが好きになったので、食事の際にその歌を口ずさんで「ほら、にんじんさんだよ」と言って子どもに見せると、パクッと食べてくれることもありました。食事の前はなるべく子どもを楽しく遊ばせておくと、親の言うことを聞いてくれることが多かったように思います。そういうことを繰り返して、徐々に、何を食べているのかをちゃんと自分で認識しながら食べられるようになりました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

今思えば、私が離乳食の時期に野菜をあまり使わず、好きなものだけを作っていたのも原因のひとつかもしれないと思います。現在でも、何でも好き嫌いなく食べてくれるわけではありませんが、野菜類を出したときに、子ども自身が「がんばって食べてみよう」と思うようになったことをうれしく思っています。何でも拒否しないで、一度は口に入れて味わってみるという状態です。それだけでもすごく成長したなぁと思っています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

野菜を食べないことが一大事のように悩んでいましたが、食べられるようになったきっかけは、とても簡単なことでした。子どもにとって「大好きなお母さん」でいさえすれば、子どもはお母さんと同じようにしたいと思うし、お母さんの笑顔を見たくてがんばってくれます。「お母さんは太陽だから」と保健師さんに言われたことを思い出しました。お母さんって大事な存在なんですね。

野菜嫌いな子、こんなふうに工夫しました

小食な子、こんなふうに働きかけました

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