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偏食・好き嫌い

ごはんパン麺などしか食べない子、こんなふうに工夫しました

身体にいいと言いながらパクパク食べて見せると、食べ物への興味が出てきました。

M.Kさん Tちゃん (体験談当時の年齢:2歳11ヵ月頃 女 第2子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

離乳食の頃も、食べなくて困ると思ったことはないし、よく食べるほうだと思っていました。でも、ふと気がつくと「この子、なぜ白いご飯ばかりを食べるのかしら?」ということが気になりました。そう思い始めたら、そればかりが気になって、「栄養はどうしよう?」「このままでいいの?」と、悩むようになっていきました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

野菜を少しでも食べられるように、親子丼やチャーハンを作りました。ともかくメニューを工夫して、野菜を細かく切ったり、キャベツを麺と同じぐらいの細さに刻んで、焼きそばに入れたり・・・。知らないうちにご飯以外のものを食べられるように、と考えました。でも、こちらが少しずつ具を大きくしていくと、最後にはまた「これ、食べない!」と、はねつけるようになりました。カレーなども、白いご飯だけ食べるようになってしまったのです。ただ、チキンライスだけは、大好きになりました。そこで、メニューだけでなく、「環境」を変えてみることにしました。上に子どもがいるのですが、一緒に食べさせながら、「にんじんは、からだにいいよねー」と、パクパク食べて見せたり、お弁当を作って、お友だちと外で食べるようにしたり、みんなで一緒に食べる機会を多くしてみました。すると、少しずつですが、意味がわからないなりに「にんじんは、からだにいいんだね」とか、食べるものに対して興味をもつ様子が見られるなどの変化があらわれました。もちろん、すぐに野菜を食べるようにはなりませんでしたが、食卓に笑い声がふえたり、お友だちと楽しく食べる機会はふえたと思います。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

あいかわらず、自分の食べないものは「これ、いや!」と上の子のお皿に移したり、茶碗を遠ざけたりしています。でも、よく見ると、「あ、今日は、全部食べたの?」という日がふえてきたようです。私も、以前のように大声で怒る、ということがなくなりました。「白いご飯だけでも、食べてくれたならそれでいい」と思えるようになってきたのです。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

上の子が小食だったので悩んでいましたが、それも時がたてばスムーズに解決しました。娘の「白いご飯ばかり」という悩みも、同じように時が解決してくれるのかもしれません。「まったく食べないわけじゃない。元気だったらいい」、「いつか食べられるようになれば、いい」と思うようになりました。食べなくても、食卓にいろいろなものを出してあげること。お友だちのお子さんは、そんな努力から自然に食べるようになったそうです。私も、めげずに続けていきたいと思います。皆さんも、お皿に“愛情”を盛りつけてくださいね。

野菜嫌いな子、こんなふうに工夫しました

小食な子、こんなふうに働きかけました

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