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生活リズム

寝る時間が遅く、早起きができない子、こんなふうに働きかけました

寝る時間までの過ごし方や環境を整えながら、段階的に寝る時間を早めました。

H.Kさん Mちゃん (体験談当時の年齢:5歳6ヵ月頃〜6歳0ヵ月頃 女 第1子 神奈川県)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

私は、毎日主人といろいろな話をすることを楽しみにしていました。しかし、主人の帰りを待っていると、ついつい遅い時間になってしまい、娘も一緒に起きて待っているという状態でした。朝は機嫌良く起きて元気に幼稚園に行くのですが、先生との面談で「時々ぼーっとしていることがあります」との注意を受けました。やはり夜寝るのが遅いせいだ、と思い始めました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

私が一緒に寝室に行き、寝かしつけるようにしました。また、寝る時間を一気に早めるのではなく、30分ずつ早めていきました。寝つけない様子のときは、好きな絵本を選ばせて読んであげたり、2人で歌を歌ったりもしました。1ヵ月くらい続けると、8時頃になると、自分で寝室に行くようになりました。本棚をわかりやすく整理して、寝る前に絵本を選びやすくしたり、布団のカバーをかわいらしいものに変える、といった工夫をしました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

去年、娘の部屋にあこがれのベッドを購入し、彼女は毎日ウキウキとベッドに入っていました。ところが、最近になって「寂しいから、ママ、一緒に寝て」と言うようになりました。さっさとひとりで寝るようになった娘のことを頼もしく思うと同時に、実は少し寂しく感じてもいたので、娘が眠りにつくまでの短い時間を、親子の貴重なコミュニケーションの時間と考えて仲良く過ごしています。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

私の経験から言えば、急に「早く寝なさーい」と言っても子どもは納得しませんので、少しずつ目標の時間に近づけていくと良いと思います。また、そのための環境作りも必要だと感じました。

子どもの生活リズム・睡眠に関するアドバイス

たけなが かずこ 先生

夜泣きがひどいと思ったときは、まず「原因のある夜泣きかどうか」をチェックしてみましょう。体が何かでしめつけられていないか、布団がはだけて寒かったりしていないか、鼻づまりなどはないか、昼間興奮したことがなかったか、熱や下痢など体調の変化はないか・・・などなど。いずれも当てはまらない、という場合は、生活リズムの面で改善すべきことはないかを考えてみましょう。それでも思い当たらない、という場合は、漢方薬を与えるなども精神安定の面で効果があると言われています。また、環境が変わると落ち着くということもあるので、外に連れ出してみる、というのもひとつの対処法です。

生活リズムについては、起床〜就寝までの生活時間を毎日できるだけ一定にするのがコツです。1歳前後は神経系統が発達していく時期なので、そのためにもリズムを作りおだやかな生活が送れるようにしてあげたいもの。子どもの生活時間をまず決め、大人がそれに合わせるほうが、結果的に大人の生活リズムも守れ、大人の時間も確保しやすくなります。急な用事などができたときにも、「○時に食事だから、パパに頼める」とか「△時には帰ってくればいい」など生活時間が一定でない場合よりも予定が立てやすかったりもするので、毎日の生活リズムを大切にして、それを続ける努力をしていきましょう。

寝る時間が遅く、早起きができない子、こんなふうに働きかけました

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