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生活リズム

寝る時間が遅く、早起きができない子、こんなふうに働きかけました

就寝時間には、親も一緒に寝る環境を整え、習慣ができあがるまでは、家事などは後回しにしました。

K.Kさん Aちゃん (体験談当時の年齢:1歳0ヵ月頃〜2歳0ヵ月頃 女 第1子)

その当時の子どもの状況と私の気持ちはこうでした

共働きで、子どもを保育園に預けていました。通勤の都合もあり、朝は、6時頃起こして準備を始めなければならないのに、寝起きが悪くて朝食が食べられなかったり、着替えもできないまま保育園に連れて行ったりすることもあり、困りました。そのようにならないためには、早く寝かせればよいのですが、親の生活に合わせているとなかなかうまくいかず悩んでいました。

このようなやり方を取り入れたら、こんな効果がありました

とにかく、夜8時頃には、親も一緒に電気を消して一緒に布団に入り、その時間には、寝る環境ができるように努力しました。家事は、その後起きて片付けることにして、電話も留守電、テレビはビデオ録画、と子どもの習慣が出来上がるまでは、と考えました。それでも、昼間の運動量が足りなかったりしたときは、なかなか寝付けないこともありましたが、お話をしたり、子守唄を歌ったり、手をつないだりという、「ねんねの儀式」を探して工夫しました。また、休みの日もできるだけリズムを崩さないように努力しました。子どもだけ早起きしても、一人遊びできるよう、おもちゃを準備してから寝たり、父親と協力し、昼間はできるだけ体を動かして、遊ばせたりしました。

現在の子どもの様子と私の気持ちはこんな感じです

習慣ができてしまうと、早寝早起きは、子どもにとっては苦でなくなるようです。それでも、寒い朝は(大人のほうもつらいですが)、なかなか布団から出られないこともありますが。その日に、何か楽しみがあると、誰でもがんばって起きられるので、毎日を楽しく充実させられたらいいですね。「明日は、○○だから早寝しようね」の一言で、子どもも早寝ができるようになりました。

同じ悩みを持つおうちの方へのエール

育児は、すべて完璧にはいかないですよね。私は、家事を後回しにして、そのまま子どもと一緒に朝まで寝てしまうことなどもしょっちゅうだし、朝ごはんがバナナだけなんて日があっても、多少のことは気にせずに、とにかく前向きに、のんびり構えることが一番!と思います。

0〜1歳の子どもの生活リズム・睡眠に関するアドバイス

たけなが かずこ 先生

6カ月を過ぎると、子どもの夜泣きが大変というご家庭も少なくないと思います。赤ちゃんは夜・昼関係なく泣くもので、それはしかたがないとわかってはいても、親にとっては辛いですよね。

夜泣きがひどいと思ったときは、まず「原因のある夜泣きかどうか」をチェックしてみましょう。体が何かでしめつけられていないか、布団がはだけて寒かったりしていないか、鼻づまりなどはないか、昼間興奮したことがなかったか、熱や下痢など体調の変化はないか・・・などなど。いずれも当てはまらない、という場合は、生活リズムの面で改善すべきことはないかを考えてみましょう。それでも思い当たらない、という場合は、漢方薬を与えるなども精神安定の面で効果があると言われています。また、環境が変わると落ち着くということもあるので、外に連れ出してみる、というのもひとつの対処法です。

生活リズムについては、起床〜就寝までの生活時間を毎日できるだけ一定にするのがコツです。1歳前後は神経系統が発達していく時期なので、そのためにもリズムを作りおだやかな生活が送れるようにしてあげたいもの。子どもの生活時間をまず決め、大人がそれに合わせるほうが、結果的に大人の生活リズムも守れ、大人の時間も確保しやすくなります。急な用事などができたときにも、「○時に食事だから、パパに頼める」とか「△時には帰ってくればいい」など生活時間が一定でない場合よりも予定が立てやすかったりもするので、毎日の生活リズムを大切にして、それを続ける努力をしていきましょう。

寝る時間が遅く、早起きができない子、こんなふうに働きかけました

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