二瓶 健次 先生

総合監修:二瓶 健次 先生

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体の部位

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心の発達1歳7ヵ月
寄せられたご相談

1歳7ヵ月でまだ指差しをしません。様子を見ていて大丈夫でしょうか?

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1歳7ヵ月になる男の子ですが、指差しをしません。
言葉の方も、親としては、理解できる言葉はいくつかはあるのですが、はっきり言うのではなく、「あーあー(わんわん)」「いやあー(にゃあー)」「あっこ(だっこ)」といった具合です。
こちらの言っていることは、理解していて、ごみ捨ててきてといえば、捨ててきてくれるし、親のまねをしたり音楽に合わせて踊ったり手拍子もできます。このまま様子を見ていても大丈夫でしょうか?

先生からのアドバイス
白川 公子 先生

言葉を獲得している時期です。動作模倣ができ、簡単な言葉の指示理解ができるようであれば心配はいりません。 おうちのかたが指差しをしながら言葉かけをしてあげましょう。

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指差し行動は1歳前から言語獲得時期に前後して見られます。指差しにも発達の段階があり、その意味も異なってきます。
初期は単にものを指差ししながら自己確認的なものが多く、徐々に声を出しながら人に何かを伝えようとする意図がはっきりした指差しに変わってきます。指差しには要求、意思、質問、応答などさまざまな機能があります。
1歳過ぎるとものや絵本を指差して名称を聞くような様子が見られ、1歳半を過ぎると絵本の中で知っている名称を言われると、その絵を正しく指差すことができるようになります。
そして言葉が増える2歳くらいまでの間はコミュニケーションの手段として盛んに指差しが使われるようになります。

指差しをしないというご相談ですが、お子さんが自分の要求を大人に伝えようとしたり、共感を求める場面はあるでしょうか? 言葉がはっきりしなくても何かを伝える目的で「ママ、パパ」の呼びかけがあったり、例えば抱っこをしてほしいときにお母さんに「だっこ」と言っているようでしたらあまり心配はいりません。言葉の表出が少なくても大人の動作の模倣ができ、簡単な言葉の指示を理解して従えるならあまり神経質になる必要はありません。

日常生活の中でおうちのかたが指差しをして見せてあげましょう。実物でも絵本でも犬を見たときに「ワンワンいるね」と指差しをしながら言葉かけをしてあげてください。もしお子さんが少しでも指差しをしたら、それに対して言葉をつけてあげることも大切です。
1歳半を過ぎてもまったく指差しがない、視線が合いにくい、人に対する関心が薄く模倣をしない、言葉の理解をしていないといった心配がある場合は一度専門の先生にご相談されることをおすすめします。

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プロフィール


二瓶健次

東北大学医学部卒業。東京大学小児科、自治医科大学小児科を経て、 1979年から2001年まで国立小児病院神経科医長、 2001年から2004年まで国立成育医療センター神経内科医長 、2006年から、東京西徳洲会病院小児センター神経・発達部勤務。 小児神経学、発達神経学が専門。

プロフィール


白川公子

1988年より国立小児病院、2002年より国立成育医療センター こころの診療部、 2006年より東京西徳洲会病院小児センター神経・発達部に勤務。臨床心理士。発達心理を専門としている。